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堀田善衛 『時間』 (岩波現代文庫)

6月17日(日)

 

朝、8時起床。 有機トマトジュースと青汁二袋。 朝のジュースは、野菜ジュースに限る。 リンゴなど果物ジュースは甘すぎていただけない。 咳もかなり治まる。

 

TBS、サンデーモーニング。 本質を衝いた安倍政治批判をいくらしても、暖簾に腕押し状態で、徒労感の襲われる。  産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 市場で新鮮野菜を買い込んで、川縁を散歩。 鵜が元気で、大型鯉も数匹遊泳。 

 

父の日の贈り物として、息子夫婦にもらった中華めんで、厚焼き玉子と焼き豚入り、自家製冷やし中華で、昼食。 

 

昨日読むつもりだった、堀田善衛著、『時間』(岩波現代文庫)を読み終える。 辺見庸さんの『1937(イクミナ)』(週刊金曜日版)を読んで衝撃を受け、そこで『時間』のことを知り読みたいと思っていた、小説。 辺見庸さんの秀逸の“解説”が巻末に付いている。

 

1937年、旧日本軍による南京大虐殺を、その当時、国民党政権の海軍部に勤めていた、中国人の主人公・陳英諦に仮託し、日記の形式で冷静かつ冷徹に描いている。 1937年11月30日から始まる日記は、「十二月三日 南京は完全に包囲されている」。そして三週間にわたる「殺、掠、姦、火」、が、日本軍によって行われた。 

 

登場人物は、産月を迎えている妻と5歳の子、そして姪などで、惨劇も、統計的にではなく、一人一人の生身の人間の死を通して、その非人間性を描いてゆく。 

 

今、この南京大虐殺はなかったという言説が、ヘイトスピーチを繰り返すネトウヨや、安倍政権を支持する右翼などから執拗に叫ばれているが、そのような「自虐史観」批判の名のもとの、歴史修正主義と反知性主義が跳梁跋扈している現下の危険な政治状況を糺す強烈な書でもある。 

 

ただ、「気狂い」「奴隷(ニグロ)」「チンバ」「白痴」などの差別語について、注釈がないのが少し気にかかる。

 

中央競馬。 WIN5は3勝2敗。 三場のメインレースを全て外し、いいとこなしで終了。 BS・朝日で巨人vsロッテ戦。 9回裏逆転負けの体たらく。 

 

気分転換に、ゆっくり風呂に浸かり、6時半に夕食。 隣の精肉店で仕入れた揚げたてのローストンカツとメンチカツ、コロッケ+カボチャを煮て、薄目の柚子入り焼酎の水割り二杯の夕食。

 

NHK大河ドラマ、「西郷どん」。 寺田屋事件。 封建領主(国父)島津久光に対する服従から、近代的国家(天皇制)の国民(臣民)への移行期の社会と人間関係の葛藤。 

 

NHK、サンデースポーツ。 フジ、Mrサンデーはサッカー中継で休止。 『週刊新潮』を読んで、12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:34
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『トマス・アクィナス』(岩波新書)

6月9日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 なかなかの修羅場で面白くなってきた。 アレルギーとの仁義なき戦いは、山場を越え咳もくしゃみも鼻水も半減し、30年戦争も終結に向かっている。 有機リンゴジュースと青汁二袋。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 じりじり焼けつくような日差しで、真夏! 市場で、薩摩揚の袋詰めはなく、酵母パンなどを買う。 川では、白銀の鯉を先頭に、大型鯉軍団30数匹が堂々の魚隊を組んで遊泳。 さすがの暑さにバーベキューをする家族連れなし。

 

豚まんを蒸して酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

山本芳久著『トマス・アクィナス』(岩波新書)を読み終える。 帯に、「理性を超えた神秘との対話と」ある通り、「不可能の可能性」に挑んだ、トマス・アクィナスの思索の軌跡をたどる。 

 

トマス・アクィナスという名前は知っていたが、優れた神学者の一人という程度の認識だった。 トマス・アクィナスの名が印象に残ったのは、“普遍論争”―普遍は存在するか―、中世に行われた論争に見事な答えを出していたからだ。 

 

〇実在論(実念論)=普遍は実在し個物に先立って存在するという立場。〈個物の前〉 〇唯名論=普遍は実在ではなく名称でしかなく、個物の後にあるもの。〈個物の後〉 〇概念論=実在論と唯名論の中間の立場で、個物の前でも後でもなく、そのうちに存在し、人間知性の内に概念として存在する。 

 

これら三つの立場の中で、トマス・アクィナスは、実在論の立場に依拠し、「普遍は神の知性において、『事物に先立って』存在し、世界の中においては、『事物の中に存在し』、人間の知性においては、『事物の後に』存在する」とした。 

 

本書では、普遍論争には直接触れていないが、徳と善、節制と抑制、知性と理性などの言葉の区別を明確にし、その意味するところを正確に概念化することによって、真理をつかむ知的営為を行ってきたトマス・アクィナスを描いている。 

 

古典ギリシャ哲学のアリストテレスに依拠しつつ、聖書に書かれている言葉の意味を、哲学的に明確に基礎づける作業を行い、神学と哲学の融合を図る。 神学は、その時代時代の最新の哲学的知見を取り入れることで、豊かな内容を獲得したといわれるが、まさにその通りだと思う。

 

「正義とは、この世界において共に生きている他者たちの善を的確に配慮する意思の力である」。 「知的徳」を有すると「頭の良い人」になり、「倫理的徳」を有すると「性格のよいひと」になる。 しかし、世の中、「頭はよいが性格のよくない人」、「性格はよいが頭はよくない人」がいる。 あるべき姿は、両方兼ね備え、「善を行動に移す「賢者」。 

 

「性格の悪い知識人」は想像できるが、「性格の悪い賢者」という言い方はない。 「節制」とは、自分の欲望をコントロールする力で、「抑制」とは、いやいや欲望を我慢すること。 

 

中盤から俄然面白くなるが、西欧の哲学と神学に対応した日本語の真の意味を理解することの大切さに気づかされる。 最初は難しく感じるかもしれないが、最良のトマス・アクィナス入門書。

 

隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツ、メンチカツ、コロッケを皿に受け、梅干し入り焼酎のお湯割りと柚子入り焼酎の水割り、各一杯の夕食。

 

NHKで、巨人vs西武戦。 逆転されても再逆転。 坂本と関取・阿部慎之助のスリーランで、溜飲を下げるも、最下位は変わらず。 

 

TBSで、タケシのニュースキャスター。 5歳女児虐待死に、さすがのタケシもコメントなし。

 

スポーツニュースを見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:08
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『失敗の本質』(中央公論新社)

6月2日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 有機トマトジュースと青汁二袋。 晴天に寝具干し。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で薩摩揚の袋詰めと豚まんと酵母パンを購入。 先週豚まんを分けてくれた、レジの女性に犧Fは買えてよかったですね“と声を掛けられる。 

 

夏模様の気候に、大型鯉の魚影薄く、マガモもうなだれている。 豚まんを蒸し、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

しばらく中断していた『失敗の本質』(中央公論新社)を、やっと読み終える。 文庫版で、400ページの大著。日本軍の組織論的研究を進めていた人たちの共同研究書。 

 

著者たちの問題意識は、「合理的・階層的官僚制組織の最も代表的な」、近代的組織が軍隊であり、戦前の日本軍の失敗(負け戦)を日本軍の抱えていた「合理的組織とは矛盾する特性、組織的欠陥」に求め、「同じような特性や欠陥は他の日本の組織一般にも程度の差はあれ、共有されていた」との観点から、戦史を丹念にたどってその失敗の原因を明らかにしてゆく。

 

失敗の序曲・ノモンハン事件からミッドウェー海戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦を俯瞰しつつ分析。 敵を過小評価し見方を過大評価する思考には、「決死任務を遂行し、聖旨に添うべし」「天祐神助」「神明の加護」「能否を超越し国運を賭して断行すべし」などの、抽象的かつ空文虚字の精神主義が、客観的な情勢分析と戦略的合理性よりも重視され、しかもそれに異を唱える回路も日本軍にはなかった。

 

参謀、司令官など高級軍人は秀才の集まりではあったが、軍事戦術・戦略、そして「教官や各種の操典が指示するところを半ば機械的に暗記し、それを忠実に再現することが、最も評価され、奨励され」、「模範解答」への近さが評価基準となって、上級将官に任じられていたのである。 

 

今の霞が関のエリート官僚と全く同じで、偏差値教育=記憶の再現能力は高いが、想像力(イマジネーション)と創造力(クリエーション)が欠如しており、瞬時の戦場における環境変化に対応できなかった。 

 

「陸軍はソ連‐白兵主義、海軍は米国‐艦隊決戦主義」、つまり「白兵銃剣主義と大艦巨砲主義」という非軍事的合理性から脱却できなかったことにに、失敗(負け戦)の根本原因がある。 今の企業や社会団体をはじめ、あらゆる組織に内在する欠陥につながる。 “空気を読む”も極めて日本的心性に根差す社会意識だろう。 

 

気になるのは、統計的に兵隊と軍事を取り上げているが、そこに生身の人間の姿は見えない。 しかし、読み疲れた。 

 

隣の精肉店で、いつものローストンカツ、メンチカツ、コロッケに百切りキャベツを添えて、梅干し入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。

 

BS・TBSで、巨人vsオリックス戦。 延長戦になって、途中で番組を打ち切られ、怒!。 結果はサヨナラ負け。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 

 

CS、グリーンチャンネルで、イギリスダービーのLIVE。 単勝1番人気の、ディープインパクトの産駒が期待されたが、4着に敗れる。 1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:20
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ジョージ・オーウェル著、『1984』(早川文庫)

5月5日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 孫たちと遊び疲れたが、爽快な目覚め! 晴天に布団干し。 有機トマトジュースと青汁二袋。 

 

今季初めての、半袖、半ズボンで、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場でタラの芽を買い、川辺を散策。 両岸で、若い夫婦連れ、十数組がバーベキューで賑やか。 今日は犹劼匹發瞭”。 タラの芽揚げ入り自家製うどんで、昼食。

 

ジョージ・オーウェル著『1984』(早川文庫)を読み終える。 学生時代から、ジョージ・オーウェルの名前は聞いていたし、『1984』はもとより、『動物農場』『カタロニア賛歌』という本を書いていることも知っていた。しかし、あえて読まなかった。 

 

共産主義思想や当時存在していた社会主義諸国、特にソ連邦を批判している本だと教えられていたからだ。 ヒットラ―とスターリン、ナチス・ドイツとソビエト連邦を、左右の全体主義=官僚独裁恐怖政治の名のもとに一緒くたにした、反共プロパガンダ本という認識だった。

 

それから半世紀近くたって読みたい、あるいは読まなければと急き立てられたのは、昨今の安倍政権の異常な政治手法が、冗談抜きに、「ナチスの政治手法に学ぶ」(麻生副総理兼財務相)路線をひた走っており、識者による安倍政治批判に、文書を改ざんし、過去を現在に合わせる“真理省”などの言葉が、『1984』を引用しながら頻繁に使われていたからだ。 

 

『1984』 物語の核心は、『二重思考』で、意味は「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉する」態度のことだが、ヘイトスピーチなど、今、日本と世界に吹き荒れている、差別的なフェイクニュース、というより安倍政権がはびこらせている、反知性主義が、この『二重思考』とダブって見える。 

 

反知性主義とは、「客観性、実証性そして合理性を無視ないし軽視し、自己に都合のよい物語に閉じこもる態度」。 前から、ヘイトスピーチをしている輩などを、1+1=3であると信じ込んでいる反知性主義者と罵倒していたが、本書の中では、なんと2+2=5なのであった。

 

物語は、第一次、第二次世界大戦後、世界は“オセアニア”、“イースタシア”、“ユーラシア”という三つの大国に支配されており、互いに戦争を繰り返している(と思わされている)なかで、主人公のウィンストンは“オセアニア”の真理省に勤めている。 ほかにも、“平和省”、“愛情省”、“潤沢省”がある。 

 

“オセアニア”は、“ビック・ブラザー”(党)の支配のもと、思考警察が目を光らせ、密告が忠誠の証でもある超監視社会で、恐怖政治が支配している。 “オセアニア”国のメインスローガンは三つある。 “戦争は平和なり”、“自由は隷従なり”、“無知は力なり”。 巻末に付録として掲載されている、“オセアニア”の新しい公用語、「ニュースピーク」についての解説も面白い。 思考の力を奪うためには言葉を改ざんする必要がある。 今お勧めの一冊。

 

7時に、隣の肉屋で仕入れた和牛とローストンカツを焼き、千切りキャベツを添えてレモン入り焼酎の、お湯割りと水割り各一杯で、夕食。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 

 

CS・グリーンチャンネルで、明日のG機NHKマイルとWIN5の検討。 NHKマイルの軸一頭は、クロフネの息子、パクスアメリカーナに決めたが、もう一頭が決まらない。 明日のパドックを見て最終結論を出す予定。

 

スポーツニュースを見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 08:56
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ヒットラ―の『我が闘争 下』(角川文庫)

4月28日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、晴れ。」、朝の部。 有機トマトジュースと青汁二袋。 晴天に布団干し。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で酵母パンと、なんとなく手抜きの豚まんもどき。 川縁は水透きとおり、大型鯉の優雅な泳ぎが見もの。 

 

大汗をかいて帰宅し、 ソーセージしか入っていない豚まんもどきを蒸し、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

連休初日からとは思ったが、残り100頁で、3か月間放棄していた、ヒットラーの『我が闘争 下』(角川文庫)をやっと読み終える。 下巻は、国家社会主義運動についての、アジビラの寄せ集めのような文言が脈絡なく並び、紙のシミを読まされているような気分。 

 

強烈なユダヤ民族に向けられた憎悪が、アーリア人種の優越意識=人種差別思想を伴って、執拗に繰り返される。 ユダヤ人陰謀説、悪魔説のオンパレードで、ヒットラーの偏執的異常さが浮かび上がる。 ニーチェの超人思想に惹かれていたというが、一方で、確かに大衆心理を見抜き、大衆の心をつかみ煽動する技術=アジテーション力にはたけているように思える。

 

ホロコーストにつながる優生思想(今、日本でも大きな問題になっている)も強調している。「国家は何か明らかに病気をもつものや、悪質の遺伝のあるものや、さらに負担となるものは、生殖不能と宣言し、そしてこれを実際に実施するべきである」と、断種を肯定しているが、のちに障害者20万人のホロコーストに繋がる思想を臆面もなく主張している。 

 

「警護をもっぱら警察にやってもらうような集会は、すべて大衆の目から見れば、その開催者が信用を落とすということである」には、思わず笑った。 どこかのヘイトスピーチをしている連中に聞かせてやりたい。 

 

ポピュリズム的、「権威を形成するための第一の基礎は、つねに人気である」との文言に、どこかの首相とダブル。 副総理の盟友ともども、良くヒットラーの手口に学んでいるようだ。

 

「国際的ユダヤ人金融資本のマルクス主義的闘争グループ」が、ヨーロッパ世界の諸悪の根源だといい、「ロシア・ボリシェヴィズムは二十世紀において企てられたユダヤ人の世界支配権獲得のための実験とみなさなければならぬ」と、1917年のロシア革命を、反ユダヤ主義と結び付けて語る。 

 

全編この調子で、思い込みの強い非科学的な内容で埋め尽くされている。 ナチス・ヒットラーの犯罪性を研究するためには読む必要があるだろうが、常人には時間の浪費と言っておきたい。

 

中央競馬。 東京・府中のメインレース、ダービートライアル・青葉賞を完璧予想で、三連複を的中させ、そこそこのプラス収支で、明日の天皇賞の軍資金を調達。

 

7時に、隣の精肉店で揚げたてのローストンカツ、メンチカツ、コロッケに千切りキャベツを添えて、レモン入り焼酎のお湯割りと水割り、各一杯の夕食。

 

TBSで、タケシのニュースキャスター。 グリーンチャンネルで、明日の春・天皇賞の番組を見る。 上位人気馬拮抗して、波乱含み。 1時まで検討しチェアーマッサージを受けて、就寝。 

author:小林 健治, category:読書, 09:05
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保坂展人著 『相模原事件とヘイトクライム』(岩波ブックレット)

4月14日(土)

 

朝、8時前に起床。 有機人参ジュースと青汁二袋。 「半分、青い。」、朝の部。 

 

肌寒い中、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で酵母パンとさつま揚げの袋詰めなどを買って、川縁を散歩。 川の流れはほとんどないが、大型鯉のジャンプが見もの。 

 

家に戻ってほどなくして、知人から辛い事実を知らされ、茫然自失。  豚まんを蒸して、酵母パンを焼きバターを塗って、淹れたてコーヒーで昼食を摂るも、味がしない。 

 

保坂展人著、『相模原事件とヘイトクライム』(岩波ブックレット)を読んで、気を紛らわす。

 

20016年7月26日未明に起こった、戦後最悪のヘイトクライム(差別的憎悪犯罪)について、容疑者・植松聖と彼が犯行に至る動機を通して、現下日本に蔓延している、障害者差別の実態と差別意識(優生思想)を明らかにした、簡潔な警告書。

 

世田谷区長として、障害者福祉政策の充実やLGBTなどの差別解消にも行政のトップとして積極的に取り組んでいる著者は、事件について〈「障害者には生きる価値はなく、社会のために抹殺されるべきだ」という優生思想そのものであり、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の論理です〉と指摘する。

 

ナチス・ドイツのヒットラーに心酔していた容疑者・植松聖は、自己の犯行を正しい行為(正義)と信じている。 ナチス・ヒットラーが行った、人種差別による民族浄化、そして優生思想による障害者抹殺。 ホロコーストを準備したのが、T4作戦=障害者抹殺であり、しかも医師、看護師などの医療関係者が率先して行っていた事実を強調している。 「差別の反対は無関心、これが一番の曲者で怪物」。

 

隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツとメンチカツ+コロッケを仕入れ、梅干し入り焼酎のお湯割りにはいで、夕食。 アルコールが入り、少しだけ気分が楽になる。

 

TBSで、タケシのニュースキャスターを見て、12時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:15
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『人種と歴史』(ジョン・ホープ・フランクリン著 本田創造監訳)岩波書店

4月7日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、晴れ。」朝の部。 雨予想が外れてホットする。 有機人参ジュースと青汁二袋。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 市場で酵母パンなどを買って、川縁を散歩。 大方の桜は散っていたが、濃い紅色の八重桜が見事の咲き誇っている。 大型鯉も優雅な泳ぎ。 豚まんを蒸して、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

『人種と歴史 黒人歴史家のみたアメリカ社会』(ジョン・ホープ・フランクリン著、本田創造監訳 岩波書店)を読み終える。

 

1993年に出版された本だが、内容は1950年代から70年代にかけての、著者の論文を編集したもの。興味深いのは、本文中1度もマーチン・ルーサーキング牧師と公民権運動についての記述がないこと。(巻末にある訳者が作成した年表には詳しい)

 

著者、ジョン・ホープは筆舌尽くしがたい人種差別に対する怒りと闘いを、アメリカ黒人の歴史を研究することで、実践してきた歴史学者。 それゆえか、文体も学術書のような生硬さがなく、ノンフィクションのようで読みやすい。 

 

18世紀後半から19世紀、独立戦争〜南北戦争期の南部を中心に黒人差別の実態を、時の権力者の発言などを交えながら抉り出してゆく。 町山智弘氏が『最も危険なアメリカ映画』(集英社インターナショナル)でも大きく取り上げていた、D・W・グリフィスの無声映画『国民の創生』についての批判と分析は圧巻! 「『国民の創生』は、(K・K・Kなど)アメリカ史上最も悪質なテロ組織が再び誕生する時に助産婦の役割を果たしたのである」。

 

公民権運動など、黒人の社会運動に直接深くは関わらなかった、著者の立場は、「黒人史を歴史の主流に統合させる闘いは、同時に、南部やその他の地域にある白人大学の歴史学部大学院に入学しようとする黒人学生の闘いの一部であった。また、それは、投票権、平等な扱い、機会均等、アメリカ市民としての権利を求める闘いなど、つまり、黒人たちがアメリカ社会の主流に入って行くための闘いの一部でもあったのだ」に、よく示されている。

 

文中、憲法上で、「奴隷一人を五分の三人とすること、すなわち、奴隷五人を自由人三人として数えることに同意した」という事実に、どこかで聞いたことがあると、驚く! 「人種主義という魔術は、人間の知性にたいしてかけられるものである」。

 

7時に、隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツとメンチカツ+コロッケを仕入れて、千切りキャベツを添えて、夕食。 アルコールなし、三日目。 

 

NHKスペシャル、『失跡・姿消す若者』。 SNSの世界はほんとうに理解しがたい。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 相変わらず、面白い。

 

明日の桜花賞(1枠1番に入った、ラッキーライラックの取捨選択が難しい)とWIN5の検討をして、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 11:54
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ホーキング青山著、『考える障害者』(新潮新書)

3月25日(日)

 

朝、8時起床。 晴天に布団干し。 TBS、サンデーモーニング。 青木理さん以外、あまり聞くべき言葉がないのが、残念。

 

産地直産市場前の、湧き水汲み4ℓボトル×2本。 市場で、有機農法で栽培された、新鮮野菜を大量に買って、川縁を散歩。 桜も5分咲きになり、花見客で川岸は大賑わい。 大型鯉が澄みきった川で優雅に遊泳。

 

酵母パンを焼き、バターとジャムを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

ホーキング青山著、『考える障害者』(新潮新書)を読み終える。 ?と思う記述もあったが、なかなか面白い本。 障害を「個性で片づけるな」、障害者は「多様性のために生きているのではない」は、全く共感する。 「五体不満足」の乙武批判もよく分かる。 

 

一方で、2016年7月26日未明に起こった、相模原の「津久井やまゆり園」重複障害者殺傷事件について、「犯人が単なる精神異常者ではなく、・・・」、ヘイトスピーチなど「社会全体の風潮と短絡的に結び付けて考えることには違和感がある」「この容疑者はおそろしく極端に変わった人である、あるいは何らかの病を抱えている可能性がある」という意見は、外れているというか、事件を措置入院制度の問題に矮小化する猊潮“を肯定する意見だと、牋穗卒”を持った。 

 

「青い芝の会」など、障害者解放運動の闘いの延長に、障害者差別解消(禁止)法があることについての認識もあり、次回作に期待したい。

 

中央競馬。 WIN5は4勝1敗だったが、一番人気馬を託されたトップジョッキー、第四レースの横山典と、第五レース、G1・高松宮記念の、M・デムーロの騎乗に、場内からブーイング。 競馬人気に冷水を浴びせる行為。 

 

ゆっくり風呂に浸かって、怒りを収め、隣の精肉店で、倏六匹“と和牛を仕入れ、和牛をシチューにして、レモン入り焼酎の水割り2杯で、夕食。 

 

日テレ、「真相報道、バンキシャ」。 27日の、佐川前国税庁長官の証人喚問を前に、野党議員が「森友学園」の籠池理事長に拘置所で面会。  NHK大河ドラマ、「西郷どん」。 北川景子は演技力が増し、大俳優への道を歩む。 

 

NHK、スペシャル、「タモリ×山中の人体」最終回。 「世界が注目『がん』新たな治療への挑戦」。 弓立社から、『がんと明け暮れ』を出版している、元東京新聞の、村串栄一さんが、癌と闘う患者として出演。

 

フジTV、Mr、サンデー。「森友学園」疑惑特番。 朝に引き続き青木理さん、そして橋下徹氏が生出演。 出だしから「青木さんは僕のことが嫌い」と橋下氏。 番組は、橋下氏をメインに「森友学園」疑惑と安倍政権は関係ないとの意図のもとに構成されていたが、青木理さんの追及発言もあり、思惑通りには進行しなかったと思えた。

 

民放のスポーツニュースを見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 08:56
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畑尾一知著、『新聞社崩壊』(新潮新書)

3月21日(水)

 

昼、2時半起床。 超爆睡! 今日は、昼夜が同じ長さの、春分の日で、祝日。 午前中は雪が降っていたという寒さ。 

 

焼き豚入り特製ラーメンで腹ごしらえをして、氷雨振る中、ノルマの産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で、八朔などを買い、雨にけぶる川縁を散策。  

 

畑尾一知著、『新聞社崩壊』(新潮新書)を読む。 元朝日新聞社の販売局の部長が、部数の大幅下落に潜む、新聞社経営の現状を憂え、自己の体験を踏まえて、その打開策を示したもの。 

 

2005年〜2015年の10年間で、新聞社全体の売り上げ金額は、二兆四千億円から一兆八千億円と、25%の減少。内訳は販売収入が17%減で、広告料収入は半減という、恐ろしい数字の原因究明から書き始めらる。 

 

販売局一筋の著者が語る「新聞記者」観察が面白い。 特権意識を持つ「朝日の記者の自宅近所に住む人は、朝日新聞をとらない」「老人ホームで嫌われるのは、元記者と元学者」。 販売局という、社内では「最下層」に見られている部署から眺めた、記者に対する批判的視線は鋭い。

 

後半は、新聞販売所の苦しい実情、特に残紙=「押し紙」「積み紙」問題の実態を追及している。 岡山で小学校5年生の時、サンケイ新聞の配達少年だった頃を、懐かしく思い出す。 新聞業界の危機的状況がよくわかる、お薦めの一冊。

 

8時に遅い夕食。 宅配で届いた、餃子を焼いて、レモン入り焼酎のお湯割り三杯。 NHK、ニュースウォッチ9〜テレ朝、報道ステーション。 カーリング娘の、地元・北見凱旋が微笑ましい。 

 

寒い休日をゆっくり過ごし、腰の痛みに耐えながら、12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 10:12
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長谷川宏著、『新しいヘーゲル』(講談社現代新書)

3月18日(日)

 

朝、8時起床。 異常に左腰が痛く、歩くのは差支えないが、座って立ち上がるのが難儀。有機人参ジュースと青汁二袋。 曇天に布団干せず。 

 

TBSで、サンデーモーニング。 田中秀征氏が文書改竄問題発覚で、安倍政権は持たないとの意見。 明日月曜日で詰めるべき。

 

本を読んで、産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 有機農法の野菜と米などを買い、野川を散歩。 桜の木の枝先の蕾は膨らんでいるが、木の幹にはすでに咲いていた。 川縁には、親子連れと望遠カメラを持った、趣味人が行きかう。

 

酵母パンに、ジャムとバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 中央競馬は、WIN5の締めきり時間に間に合わず、不参加。 JRAの新しい投票システム(古いシステムは6月で終了)に初めてアクセスし、投票手順が分かった時には、すでに締め切らていた。 予想結果は3勝2敗だったが、釈然としない。 というわけで、昨日の収益は若干目減りしただけ。

 

長谷川宏著、『新しいヘーゲル』(講談社現代新書)。 デカルトの『方法序説』を読み終え、今週から始まる尾崎ゼミ、ヘーゲルの『歴史哲学講義』の予習の意味もあって、日本でヘーゲル哲学の最大の理解者である、長谷川宏氏の、入門書的な本を手に取り読んだもの。

 

現代の政治的、社会的現象を読み解く視座が、ヘーゲル哲学にあることを意識して、極めて優しく書かれている。 近代社会を対立と矛盾、混乱に陥れたのは、「自由にして自立した、ゆるぎない個人の存在である」。 

 

その個人とは、「われ思う、ゆえにわれあり」と「自分の思考と存在を確信」し、社会に対しては、「人は自由かつ権利において平等なものとして出生し、かつ存在する」という確信を持ち、「おのれの人権を主張する個人である」。

 

「理性とは、おのれが全存在をつらぬいている、という意識の核心である」。哲学の内容は現実そのものと考える、ヘーゲルの至言、「理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である」の解説部分は本書の白眉をなす。

 

芸術の美が自然よりも優れているとするヘーゲルは、「自然とは、理念が自分にふさわしからぬ形をとってあらわれたもの」であり、芸術作品とは、個人を通して「そこに同時に時代の共同精神がこめられることによって、真に芸術的な美しさを獲得できる」。「芸術が人びとをとらえるのはその時代その時代の共同体精神を感覚的・直観的に形象化しえているからである」。

 

後半では、宗教に関するヘーゲルの考え方を平易に解説している。 そして、自由で自立した精神の備えるべきものこそ、「法と正義、共同体精神と良心、責任能力と義務」であると強調する。「哲学は芸術と宗教の両面を統一するもの」。 ハイデガーと違って、読みやすい。

 

風呂に入って、左腰に熱シャワーをあて、温シップ。 日テレ、狄秦衒麁札丱鵐シャ“。 安倍内閣の支持率が13ポイント以上急落し、30%となったことを報道。 

 

隣の精肉店で仕入れた、国産和牛ですき焼き+根野菜の田舎煮で、レモン入り焼酎の水割り二杯で、夕食。  NHK、大河ドラマ「西郷どん」。 史実との関係があいまいだが、北川景子が出ているので見る。 来週から泉ピン子が出るという。 見るかどうか思案中。

 

フジ、Mrサンデー。 「森友学園」文書改竄問題で、橋下徹前大阪市長と、前川喜平氏。 安倍昭恵の、公的付き人だった、谷査恵子を証人喚問すべきという、木村太郎氏のコメントは的を射てる。 民放各局のスポーツニュース。 

 

腰のシップ薬を張り替えて、12時半に就寝。 

author:小林 健治, category:読書, 09:32
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