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佐藤優著『思考法』(角川新書)で、引越疲れを癒す

10月6日(土)

 

朝、10時に起きるも、疲労困憊。 新聞を読む気力もない。 コンビニで買ったインスタント焼きそばで、昼食。 味気ない。 「まんぷく」、昼の部。 ヒロイン・安藤サクラは本当に達者な俳優。

 

静に読書して、一日中体力回復に努める。 佐藤優著、『思考法』(角川新書)を読む。 2013年に行われた集中講義をまとめたものだが、佐藤優さんの知的ワールド全面展開。 

 

“まえがき”で反知性主義を徹底批判している。 いま日本で奇妙な妖怪が徘徊している、「その妖怪の名は反知性主義」。 反知性主義とは、「合理性、客観性、実証性を軽視もしくは無視し、自分に都合がいい断片的事実や根拠のない伝説をつなぎ合わせて作った物語を信じるという態度」と定義づけ、今まさに安倍政権がそれに侵されていると指摘。 

 

なぜそのような事態が招来したのかを歴史的に分析しているが、ポイントは歴史修正主義と安倍政権の成立。 本書は、欧米と日本の古典的著作を解説しながら、知性の復権を目指す。 「主観的な願望によって客観的な現実を乗り越えようとする『伝統』」が日本にはある。 第四講、「近代」〈モダン〉とは何かは圧巻! 現下、「日本にとっての最大の危機は反知性主義だ」。

 

夕食は、パルコフードセンターの刺身で、サントリーの犇眷“少々。 食欲もなく異常な疲れ具合。 BSプレミアムで「まんぷく」、夜の部を見て、12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:51
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李信恵・上瀧浩子著、『黙らない女たち』(かもがわ出版)

9月17日(月)

 

朝、9時起床。 有機人参ジュースと青汁二袋。 敬老の日だが、老体に鞭打って、三日連続産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓ×2本。 すでに気温30度で蒸し暑い。 川縁ではバーベキューを楽しむ若い家族連れが数組。 大型鯉の動きは鈍い。 頑張って鳴くツクツクホーシは、残暑のBGM。

 

市場で買った細うどんに油揚げを加え、熱々のきつねうどんで、昼食。 「半分、青い。」昼の部。 後二週間で終わるが、中弛み気味。

 

李信恵・上瀧浩子著、『黙らない女たち』(かもがわ出版)を読み終える。 インターネット上で、在日朝鮮人であることを理由に、民族差別と女性差別に関わるヘイトスピーチを執拗に受けていた李信恵さんの、二つの裁判闘争勝利記録。

 

一つは「在特会」とその元会長・桜井誠、もう一つはネット上のまとめサイト「保守速報」を訴えた裁判。 前者の裁判では。民族差別に女性差別が加わった「複合差別」との画期的な判決を勝ち取っている。 

 

2部構成で、第1部は「尊厳の回復を求めて」闘った原告の李信恵さんの苦悩が綴られている。 ネトウヨのヘイトスピーチに集中的に攻撃され、「摂食障害、不眠症、突発性難聴、円形脱毛症」などの精神的、肉体的苦痛に耐えながら、在日朝鮮人女性としての誇りを持つて裁判を闘い抜いた辛い経過が、読み手もホッとする、ユーモアをもって語るところに、信恵さんの強さがある。

 

第2部、「法廷からみる 複合差別・ヘイトスピーチ」は、二つの裁判の弁護士でもある、上瀧浩子さんのヘイトスピーチと、その犯罪性を国際的な人権条約、そして憲法など国内法を駆使して法廷闘争を展開し、勝利するまでの軌跡が語られる。 

 

「複合差別とは、主として女性差別と他の事由による差別の交差ないし複合の態様に着目した概念」で、「複合差別は、二つの差別の足し算ではなく、掛け算である」。 「ヘイトスピーチの本質は、マイノリティの社会的排除を扇動することにあり、もっといえば、マイノリティへの支配・従属関係を再生産することにある」。 

 

現下日本のネット上に溢れるヘイトスピーチが動線となり、ヘイトクライム〜ジェノサイド(大量殺害)に向かう危険性に強く警鐘を鳴らしている。 そして最後に、「この裁判を通じて、『ことば』というものの大切さを改めて思った」と綴られている。 すぐれて差別的憎悪扇動=ヘイトスピーチ問題入門書でもある。

 

中央競馬・WIN5は、2戦目で敗退。 20年間寝かせている、冬虫夏草など香港で買った薬草を焼酎に漬けた10Kgの瓶を抱え、玄関マットと昨日買ったLSDの電球を付けに、自力引っ越し活動。 雨が降ってきてやむなく一往復で終え、大相撲。 白鵬対御嶽海の取り組みは見応えがあった。

 

新聞三紙。 スポーツ新聞は、猝晶優“樹木希林さんの死を悼む特集。 朝日新聞は、倏侏”の樹木希林さんの死を社会面で大きく取り上げている。 三日ぶりに風呂に入り、サッパリして、早め5時半に夕食。 昨日買っていた、安価な豪州牛ステーキに千切りキャベツを添えて、柚子入り焼酎の水割り三杯。 

 

NHK、ニュース7〜「ファミリーヒストリー」で、デヴィ夫人の波乱万丈の人生。 NHK、ニュースウォッチ9。 自民党総裁選。 安倍の御用ヨイショ内容に、吐き気を催す。 テレ朝、報道ステーション。 安倍が出てきて、チャンネルを替える。 

 

民放各社の、安室奈美恵引退コンサートと樹木希林さんの追悼番組などを見て、BSプレミアムで、「半分、青い。」、夜の部。 三連休最終日を惜しんで、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:16
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武田珂代子著、『太平洋戦争 日本語諜報戦』(ちくま新書)

9月9日(日)

 

朝、8時起床。 晴天に布団干し。 有機人参ジュースと青汁二袋。 TBSでサンデーモーニング。 視聴率も高い、健康的な報道番組。 牾“で、大坂なおみ選手が全米オープンを制したことを絶賛。 陸上のケンブリッジ飛鳥とサニブラウン・ハキーム、野球のオコエ瑠偉など、ダブル選手の活躍がめざましい。

 

気温は30度超えているが、雲は秋空。 産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 新鮮野菜を買って川縁を散歩。 かすかに蝉の声。水濁り魚影は見えず。 家に戻りすぐ、大きめの椅子と炊飯器を持って、自力引っ越し午前の部。 酵母パンを焼いて自家製ブルベリージャムを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

武田珂代子著、『太平洋戦争 日本語諜報戦―言語官の活躍と試練』(ちくま新書)を読み終える。 最初担当編集者と話をした時、日本軍が傍受を意識して、“薩摩弁”で通信していたが、米軍の日系鹿児島出身者に解読されていた。 一方米軍はアメリカ先住民の“ナバホ”語などで通信し、傍受されても日本軍は解読できなかった、という話かと思っていたら全く違っていた。 

 

本書にその手の話は一切出てこない、本格的かつ秘密裏に軍事戦略目的を持つて“日本語言語官”を育成し、通信を傍受したり、捕虜の尋問、日本兵戦死者の日記の解読などを通じて、具体的な軍事行動に役立てており、言語官は諜報戦の主役だった。

 

中心になったのは、日本で布教活動をしていた宣教師一家の子ども達、また、日系二世で日本で生活し教育を受けている“帰米二世”。 太平洋戦争開戦時に、“敵性国民”として、収容所送りになった日系日本人の中から多くが志願している。 

 

ヨーロッパ戦線で大きな戦功をあげた 、日系人部隊・第442連隊戦闘団に匹敵する軍事諜報活動を行ったが、人種主義的差別は強かった。 特にカナダが今と違って、人種差別が酷い国だったことを知る。 この諜報活動は現在も行われている。

 

中央競馬、WIN5。 4勝1敗で惜敗だったが、2戦目で敗退しており精神的打撃は小さい。 自力引っ越し夕方の部。 当面必要な靴以外の、イタリア製などの高級靴15足とハンガーなどを運ぶ。 昨夕より涼しいが、大汗をかく。

 

自家製厚焼き玉子とスパゲッティ―・アラビアータで、梅干し入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。 NHKで、「西郷どん」。 大政奉還。 

 

サンデースポーツ。 全米オープン優勝の、大坂なおみ特集の感。 民放のスポーツニュース。 NHKに続き、化粧した、大坂なおみ選手が民放各社に、生出演。 

 

今日は朝から、大坂なおみデー。 12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 08:57
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井上亮著、『象徴天皇の旅』(平凡社新書)

8月25日(土)

 

朝、9時起床。 寝具を干すためガラス戸を引くと、ムッとする熱気。 BS・NHKで「半分、青い。」、一週間分。

 

すでに35度はある中、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 今日はパンは売っていないので、新鮮野菜を買って川縁を散歩。 大型鯉はいるが動きがない。 気が付かなかったが、蝉が一匹も鳴いていない。 暑く湿度が高いとセミは鳴かない。 異常気象! 「半分、青い。」、昼の部を見ながら、自家製厚焼き卵入り冷やし中華で、昼食。 

 

井上亮著『象徴天皇の旅』(平凡社新書)を読む。 「天皇の外出を行幸(ぎょうこう)、皇后・皇太后・皇太子夫妻の場合は行啓(ぎょうけい)という。天皇、皇后がそろって出かける場合は行幸啓になる」。 

 

本書は、宮内庁担当記者として、長く随行取材してきた著者が、国内、海外に関わらず災害と先の戦争に対する贖罪の強い意志を持つて続けてきた両陛下の犢垤啓“をジャーナリストの目線で記録したもの。 

 

天皇が、いかに憲法第一条、象徴天皇の役割を意識してきたかが分かる。 象徴行動を通じて安倍政権の危険性に警鐘を鳴らしている。 今上天皇に親近感と敬意を持つ。 狢膰羶瓦浪罎陣営にあり”の感を強くする。

 

夕方、300M歩いてコンビニに寄るも、あまりの蒸し暑さにめまいを覚える。間違いなく36度超えの熱気。 7時に、夕食。 ヒラメの刺身で、吟醸酒。 自家製広島風お好み焼きで、柚子入り焼酎の水割り二杯の夕食。

 

NHKが珍しく、巨人VS阪神戦を中継。 エース菅野が、12奪三振で完封勝利。 しかし、大阪桐蔭よりも弱い阪神に勝っても意味がない。 対広島戦に総力を注ぐべし。

 

TBSで、アジア大会女子10000M。 も一つ盛り上がらない。 BS・プレミアムで、「半分、青い。」、夜の部を見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:56
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『部落の歴史と解放運動』(部落問題研究所編)

8月4日(土)

 

朝、9時起床。 猛暑に寝具干し。 有機人参ジュースと青汁二袋。 酷暑の中くじけずに、産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 汲んですぐボトルが水滴で曇る。 湧水は飲むと本当に冷たくて美味しい。 

 

混雑している 市場で、豚まんと酵母パンなどを買い、川縁を散歩。 大型鯉は、陸橋の日陰の石の側に集合していて動きが鈍い。 豚まんとカレーパンでを淹れたてコーヒーで、昼食。

 

朝日新聞朝刊が、「LGBT 自民の本気度を疑う」と題した気合の入った社説を掲載している。 安倍首相のコメントと自民党の見解を徹底批判。 海外メディアも報じる中、政権の基盤を揺るがしかねない差別事件となっている。 

 

サンスポも、犂展辛口“で森岡真一郎氏が女性差別の視点を入れて批判を展開しているが、重要な観点だ。 同性愛者差別、LGBT差別の根底には女性差別がある。 

 

「半分、青い。」、昼の部。 読み進めていた、『部落の歴史と解放運動』(部落問題研究所編)を読み終える。 1970年前後の論文を中心に編集され、1976年に新たに出版された、500ページ近い記念碑的大著。 執筆者は、上田正昭、原田伴彦、藤谷俊雄、中西義雄の各氏で、日本史と部落問題研究の大御所。 部落問題研究が最も盛んで深まったころの力作の一つ。

 

第一部は、部落史に入る前に、日本の賤民史を概説的に解説・分析。 古代の、“五色の賤”の再学習。 穢多・非人、犬神人など中世賤民の生活は興味深い。 部落史の前史、近世の賤民制は詳細に述べられており勉強になる。 

 

「近世賤民のおもな職業は、死牛馬をあつかうことから必然的にうまれる皮革業と、牢番・刑吏・犯人検索などの仕事をふくむ行刑関係の仕事であった」。 これは「役」のことで、被差別民の本業の多くは農業だった。 

 

明治維新後の「解放令」前夜の穢多・非人の人数は、「6万3千475戸、33万3165人」。 戦前、戦後の部落解放運動の指導層の多くが中小企業者、つまり部落の富裕層の小ブルジョアジーだったことの分析は重要。 

 

1918年の「米騒動と部落民の闘争」の項は、示唆に富み、刺激を受ける。 文字が小さく読みずらいが、書いてある内容の水準は高い。 犇“の字が横を向いていたりして、活版印刷の誤字は面白い。

 

夕方、散歩を兼ねてコンビニに行くも、地から湧いてくる熱気で汗が噴き出してくる。 隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツとメンチカツ+コロッケに千切りキャベツを添えて、狄標産経“ビールを一気飲みし、レモン入り焼酎の水割り二杯で、夕食。 

 

NHKで、明日開幕する甲子園100回大会記念にちなんだ、「夏の高校野球特大SP」を見る。 記憶にある激闘の名シーンに再び感動。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 アマボクシング協会の不正問題。 グロテクス極まる。

 

BSプレミアムで、「半分、青い。」夜の部を見て、エアコンを調整し、1時に就寝。 

author:小林 健治, category:読書, 08:42
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向坂逸郎著、『資本論入門』(岩波新書)

7月7日(土)

 

朝、9時起床。 有機トマトジュースと青汁二袋。 昨夜半の大雨も上がり陽が照っている。 布団を干して、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 水が冷たくて旨い。 市場で酵母パンなどを買い川縁を歩くも、蒸し暑く熱中症のような雰囲気になり、慌てて帰る。 

 

「半分、青い。」、を一週間分の10時45分から見る。 まだ場面展開についてゆけない。 豚まんを蒸して酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

向坂逸郎著、『資本論入門』(岩波新書・1967年刊)を、40数年ぶりに読み返す。宇野弘藏の『資本論の経済学』を読んで、思い出したように読みたくなったもの。 

 

宇野弘藏と決定的に違う点は、『資本論』そのものの論理展開の中に、社会主義革命の必然性を読み取っている点。 この点において、講座派マルクス主義と労農派マルクス主義に違いはない。 

 

マルクスの、「哲学者は世界をいろいろに解釈しただけである。しかし、問題は世界を変革することにある。」(フォイエルバッハに関するテーゼ) ダーウィンの『種の起源』が自然界の発展法則を示したとすれば、マルクスの『経済学批判』は人類の歴史的発展の法則を明らかにしたという視点。 どちらも1859年に出版されている。 

 

「資本は、資本家個人の上に君臨する価値増殖の怪物である」。 「貨幣の物神性」についての説明が、分かりやすい。「煙草を一本くれ、とは何んのこともなくいえるが、お金を十円くれとはいいにくい」。

 

『資本論』に書かれている剰余価値や商品についての解説はあるものの、基本は史的唯物論としての『資本論』というところにある。 「生産手段の集中と労働の社会化とは、それらの資本主義的外皮とは調和し得なくなる一点に到達する。外皮は爆破される。資本主義的私有の最後を告げる鐘がなる。収奪者が収奪される。」(『資本論』第四分冊、348−349頁) 懐かしい言葉!

 

夕方近所を散歩して、隣の精肉店でローストンカツとメンチカツなどを仕入れ、千切りキャベツを添えて、柚子入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。

 

BS、。日テレで巨人vs広島戦。 先発内海が情けない。 NHKで、「バカボンのパパ」を見ていたら、震度5弱(千葉)の地震で、休止となる。 結構揺れたが、通常番組を中止するほどの地震ではない。 

 

TBSで、タケシのニュースキャスター。 本田の「清々(きょきょ)しい」インタビューで笑う。 NHKで、サッカー・ワールドカップ、イングランド対スウェーデン戦。 イングランドが2対0で勝ったが、少しレベルが低い。 フランスとベルギーに比べると相当見劣る。

 

テレ朝でやっていた、狄圭疋粥璽襯妊鶻“を見て、2時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 11:04
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宇野弘蔵 著、『資本論の経済学』(岩波新書)

6月23日(土)

 

朝、8時起床。 有機トマトジュースと青汁二袋。 「半分、青い。」、朝の部。 ヒロイン・楡野鈴愛を演じる永野芽郁の天然の演技はなかなかのもの。 

 

雨が降る前に、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で、酵母パンなどを買い、川縁を散歩。 大型鯉は二手に分かれて、堂々の輸送船。 豚まんとカレーまんを、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

宇野弘藏著『資本論の経済学』(岩波新書)を読み終える。 1969年に出版された新書だが、『資本論』刊行150年を記念して、新たに20刷りが発行されたのを契機に購入し読んだもの。 

 

宇野経済学については本格的に勉強していないので、入門書的なこの本はわかりやすい。 原理論〜段階論〜現状分析と展開する宇野経済学のアウトラインをこの一冊が教えてくれる。 今の「裁量労働制」や「高プロフェッショナル制度」なる、労働搾取強化の根本が理解できる。 

 

圧巻は恐慌論。 「資本主義社会の確立の基礎が、資本の生産物ではない労働力の商品化にあるということは、恐慌現象をも資本自身の展開する矛盾として、資本はこれを不況期の生産方法の改善による相対的過剰人口の形成によって現実的に解決しつつ発展する過程を明らかにし、これによってはじめてその必然性が論証できるといってよい」。 恐慌は過剰生産によっておこるのではない。

 

「差別」をも商品化する資本主義の非人間的本質が明らかにされる。 違法な身元調査の市場規模は3000億円に上ることを、7月末刊行予定の『被差別部落の真実』(仮題)が暴露している。

 

7時に、隣の精肉店で揚げたてのローストンカツ、メンチカツ、コロッケを仕入れ、梅干し入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。 

 

NHKで、日本陸上選手権をLIVEで見る。 女子100M決勝。 福島千里敗れるも、ファイナリストには、優勝した世古和をはじめファッションモデル並みの選手が揃い、なかなか絵になっている。 女子フィールド競技も、同様に美しいアスリートが多い。

 

TBS、タケシのニュースキャスター〜BSで、「半分、青い。」夜の部〜サッカー、韓国対メキシコ戦。 なかなか面白い試合。 PKでメキシコが1点先取した前半戦を見て、明日に備え、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 08:54
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堀田善衛 『時間』 (岩波現代文庫)

6月17日(日)

 

朝、8時起床。 有機トマトジュースと青汁二袋。 朝のジュースは、野菜ジュースに限る。 リンゴなど果物ジュースは甘すぎていただけない。 咳もかなり治まる。

 

TBS、サンデーモーニング。 本質を衝いた安倍政治批判をいくらしても、暖簾に腕押し状態で、徒労感の襲われる。  産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 市場で新鮮野菜を買い込んで、川縁を散歩。 鵜が元気で、大型鯉も数匹遊泳。 

 

父の日の贈り物として、息子夫婦にもらった中華めんで、厚焼き玉子と焼き豚入り、自家製冷やし中華で、昼食。 

 

昨日読むつもりだった、堀田善衛著、『時間』(岩波現代文庫)を読み終える。 辺見庸さんの『1937(イクミナ)』(週刊金曜日版)を読んで衝撃を受け、そこで『時間』のことを知り読みたいと思っていた、小説。 辺見庸さんの秀逸の“解説”が巻末に付いている。

 

1937年、旧日本軍による南京大虐殺を、その当時、国民党政権の海軍部に勤めていた、中国人の主人公・陳英諦に仮託し、日記の形式で冷静かつ冷徹に描いている。 1937年11月30日から始まる日記は、「十二月三日 南京は完全に包囲されている」。そして三週間にわたる「殺、掠、姦、火」、が、日本軍によって行われた。 

 

登場人物は、産月を迎えている妻と5歳の子、そして姪などで、惨劇も、統計的にではなく、一人一人の生身の人間の死を通して、その非人間性を描いてゆく。 

 

今、この南京大虐殺はなかったという言説が、ヘイトスピーチを繰り返すネトウヨや、安倍政権を支持する右翼などから執拗に叫ばれているが、そのような「自虐史観」批判の名のもとの、歴史修正主義と反知性主義が跳梁跋扈している現下の危険な政治状況を糺す強烈な書でもある。 

 

ただ、「気狂い」「奴隷(ニグロ)」「チンバ」「白痴」などの差別語について、注釈がないのが少し気にかかる。

 

中央競馬。 WIN5は3勝2敗。 三場のメインレースを全て外し、いいとこなしで終了。 BS・朝日で巨人vsロッテ戦。 9回裏逆転負けの体たらく。 

 

気分転換に、ゆっくり風呂に浸かり、6時半に夕食。 隣の精肉店で仕入れた揚げたてのローストンカツとメンチカツ、コロッケ+カボチャを煮て、薄目の柚子入り焼酎の水割り二杯の夕食。

 

NHK大河ドラマ、「西郷どん」。 寺田屋事件。 封建領主(国父)島津久光に対する服従から、近代的国家(天皇制)の国民(臣民)への移行期の社会と人間関係の葛藤。 

 

NHK、サンデースポーツ。 フジ、Mrサンデーはサッカー中継で休止。 『週刊新潮』を読んで、12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:34
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『トマス・アクィナス』(岩波新書)

6月9日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 なかなかの修羅場で面白くなってきた。 アレルギーとの仁義なき戦いは、山場を越え咳もくしゃみも鼻水も半減し、30年戦争も終結に向かっている。 有機リンゴジュースと青汁二袋。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 じりじり焼けつくような日差しで、真夏! 市場で、薩摩揚の袋詰めはなく、酵母パンなどを買う。 川では、白銀の鯉を先頭に、大型鯉軍団30数匹が堂々の魚隊を組んで遊泳。 さすがの暑さにバーベキューをする家族連れなし。

 

豚まんを蒸して酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

山本芳久著『トマス・アクィナス』(岩波新書)を読み終える。 帯に、「理性を超えた神秘との対話と」ある通り、「不可能の可能性」に挑んだ、トマス・アクィナスの思索の軌跡をたどる。 

 

トマス・アクィナスという名前は知っていたが、優れた神学者の一人という程度の認識だった。 トマス・アクィナスの名が印象に残ったのは、“普遍論争”―普遍は存在するか―、中世に行われた論争に見事な答えを出していたからだ。 

 

〇実在論(実念論)=普遍は実在し個物に先立って存在するという立場。〈個物の前〉 〇唯名論=普遍は実在ではなく名称でしかなく、個物の後にあるもの。〈個物の後〉 〇概念論=実在論と唯名論の中間の立場で、個物の前でも後でもなく、そのうちに存在し、人間知性の内に概念として存在する。 

 

これら三つの立場の中で、トマス・アクィナスは、実在論の立場に依拠し、「普遍は神の知性において、『事物に先立って』存在し、世界の中においては、『事物の中に存在し』、人間の知性においては、『事物の後に』存在する」とした。 

 

本書では、普遍論争には直接触れていないが、徳と善、節制と抑制、知性と理性などの言葉の区別を明確にし、その意味するところを正確に概念化することによって、真理をつかむ知的営為を行ってきたトマス・アクィナスを描いている。 

 

古典ギリシャ哲学のアリストテレスに依拠しつつ、聖書に書かれている言葉の意味を、哲学的に明確に基礎づける作業を行い、神学と哲学の融合を図る。 神学は、その時代時代の最新の哲学的知見を取り入れることで、豊かな内容を獲得したといわれるが、まさにその通りだと思う。

 

「正義とは、この世界において共に生きている他者たちの善を的確に配慮する意思の力である」。 「知的徳」を有すると「頭の良い人」になり、「倫理的徳」を有すると「性格のよいひと」になる。 しかし、世の中、「頭はよいが性格のよくない人」、「性格はよいが頭はよくない人」がいる。 あるべき姿は、両方兼ね備え、「善を行動に移す「賢者」。 

 

「性格の悪い知識人」は想像できるが、「性格の悪い賢者」という言い方はない。 「節制」とは、自分の欲望をコントロールする力で、「抑制」とは、いやいや欲望を我慢すること。 

 

中盤から俄然面白くなるが、西欧の哲学と神学に対応した日本語の真の意味を理解することの大切さに気づかされる。 最初は難しく感じるかもしれないが、最良のトマス・アクィナス入門書。

 

隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツ、メンチカツ、コロッケを皿に受け、梅干し入り焼酎のお湯割りと柚子入り焼酎の水割り、各一杯の夕食。

 

NHKで、巨人vs西武戦。 逆転されても再逆転。 坂本と関取・阿部慎之助のスリーランで、溜飲を下げるも、最下位は変わらず。 

 

TBSで、タケシのニュースキャスター。 5歳女児虐待死に、さすがのタケシもコメントなし。

 

スポーツニュースを見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:08
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『失敗の本質』(中央公論新社)

6月2日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 有機トマトジュースと青汁二袋。 晴天に寝具干し。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で薩摩揚の袋詰めと豚まんと酵母パンを購入。 先週豚まんを分けてくれた、レジの女性に犧Fは買えてよかったですね“と声を掛けられる。 

 

夏模様の気候に、大型鯉の魚影薄く、マガモもうなだれている。 豚まんを蒸し、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

しばらく中断していた『失敗の本質』(中央公論新社)を、やっと読み終える。 文庫版で、400ページの大著。日本軍の組織論的研究を進めていた人たちの共同研究書。 

 

著者たちの問題意識は、「合理的・階層的官僚制組織の最も代表的な」、近代的組織が軍隊であり、戦前の日本軍の失敗(負け戦)を日本軍の抱えていた「合理的組織とは矛盾する特性、組織的欠陥」に求め、「同じような特性や欠陥は他の日本の組織一般にも程度の差はあれ、共有されていた」との観点から、戦史を丹念にたどってその失敗の原因を明らかにしてゆく。

 

失敗の序曲・ノモンハン事件からミッドウェー海戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦を俯瞰しつつ分析。 敵を過小評価し見方を過大評価する思考には、「決死任務を遂行し、聖旨に添うべし」「天祐神助」「神明の加護」「能否を超越し国運を賭して断行すべし」などの、抽象的かつ空文虚字の精神主義が、客観的な情勢分析と戦略的合理性よりも重視され、しかもそれに異を唱える回路も日本軍にはなかった。

 

参謀、司令官など高級軍人は秀才の集まりではあったが、軍事戦術・戦略、そして「教官や各種の操典が指示するところを半ば機械的に暗記し、それを忠実に再現することが、最も評価され、奨励され」、「模範解答」への近さが評価基準となって、上級将官に任じられていたのである。 

 

今の霞が関のエリート官僚と全く同じで、偏差値教育=記憶の再現能力は高いが、想像力(イマジネーション)と創造力(クリエーション)が欠如しており、瞬時の戦場における環境変化に対応できなかった。 

 

「陸軍はソ連‐白兵主義、海軍は米国‐艦隊決戦主義」、つまり「白兵銃剣主義と大艦巨砲主義」という非軍事的合理性から脱却できなかったことにに、失敗(負け戦)の根本原因がある。 今の企業や社会団体をはじめ、あらゆる組織に内在する欠陥につながる。 “空気を読む”も極めて日本的心性に根差す社会意識だろう。 

 

気になるのは、統計的に兵隊と軍事を取り上げているが、そこに生身の人間の姿は見えない。 しかし、読み疲れた。 

 

隣の精肉店で、いつものローストンカツ、メンチカツ、コロッケに百切りキャベツを添えて、梅干し入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。

 

BS・TBSで、巨人vsオリックス戦。 延長戦になって、途中で番組を打ち切られ、怒!。 結果はサヨナラ負け。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 

 

CS、グリーンチャンネルで、イギリスダービーのLIVE。 単勝1番人気の、ディープインパクトの産駒が期待されたが、4着に敗れる。 1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:20
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