RSS | ATOM | SEARCH
『人種と歴史』(ジョン・ホープ・フランクリン著 本田創造監訳)岩波書店

4月7日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、晴れ。」朝の部。 雨予想が外れてホットする。 有機人参ジュースと青汁二袋。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み4ℓボトル×2本。 市場で酵母パンなどを買って、川縁を散歩。 大方の桜は散っていたが、濃い紅色の八重桜が見事の咲き誇っている。 大型鯉も優雅な泳ぎ。 豚まんを蒸して、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。

 

『人種と歴史 黒人歴史家のみたアメリカ社会』(ジョン・ホープ・フランクリン著、本田創造監訳 岩波書店)を読み終える。

 

1993年に出版された本だが、内容は1950年代から70年代にかけての、著者の論文を編集したもの。興味深いのは、本文中1度もマーチン・ルーサーキング牧師と公民権運動についての記述がないこと。(巻末にある訳者が作成した年表には詳しい)

 

著者、ジョン・ホープは筆舌尽くしがたい人種差別に対する怒りと闘いを、アメリカ黒人の歴史を研究することで、実践してきた歴史学者。 それゆえか、文体も学術書のような生硬さがなく、ノンフィクションのようで読みやすい。 

 

18世紀後半から19世紀、独立戦争〜南北戦争期の南部を中心に黒人差別の実態を、時の権力者の発言などを交えながら抉り出してゆく。 町山智弘氏が『最も危険なアメリカ映画』(集英社インターナショナル)でも大きく取り上げていた、D・W・グリフィスの無声映画『国民の創生』についての批判と分析は圧巻! 「『国民の創生』は、(K・K・Kなど)アメリカ史上最も悪質なテロ組織が再び誕生する時に助産婦の役割を果たしたのである」。

 

公民権運動など、黒人の社会運動に直接深くは関わらなかった、著者の立場は、「黒人史を歴史の主流に統合させる闘いは、同時に、南部やその他の地域にある白人大学の歴史学部大学院に入学しようとする黒人学生の闘いの一部であった。また、それは、投票権、平等な扱い、機会均等、アメリカ市民としての権利を求める闘いなど、つまり、黒人たちがアメリカ社会の主流に入って行くための闘いの一部でもあったのだ」に、よく示されている。

 

文中、憲法上で、「奴隷一人を五分の三人とすること、すなわち、奴隷五人を自由人三人として数えることに同意した」という事実に、どこかで聞いたことがあると、驚く! 「人種主義という魔術は、人間の知性にたいしてかけられるものである」。

 

7時に、隣の精肉店で、揚げたてのローストンカツとメンチカツ+コロッケを仕入れて、千切りキャベツを添えて、夕食。 アルコールなし、三日目。 

 

NHKスペシャル、『失跡・姿消す若者』。 SNSの世界はほんとうに理解しがたい。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 相変わらず、面白い。

 

明日の桜花賞(1枠1番に入った、ラッキーライラックの取捨選択が難しい)とWIN5の検討をして、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 11:54
-, -, - -