RSS | ATOM | SEARCH
ジョージ・オーウェル著、『1984』(早川文庫)

5月5日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 孫たちと遊び疲れたが、爽快な目覚め! 晴天に布団干し。 有機トマトジュースと青汁二袋。 

 

今季初めての、半袖、半ズボンで、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場でタラの芽を買い、川辺を散策。 両岸で、若い夫婦連れ、十数組がバーベキューで賑やか。 今日は犹劼匹發瞭”。 タラの芽揚げ入り自家製うどんで、昼食。

 

ジョージ・オーウェル著『1984』(早川文庫)を読み終える。 学生時代から、ジョージ・オーウェルの名前は聞いていたし、『1984』はもとより、『動物農場』『カタロニア賛歌』という本を書いていることも知っていた。しかし、あえて読まなかった。 

 

共産主義思想や当時存在していた社会主義諸国、特にソ連邦を批判している本だと教えられていたからだ。 ヒットラ―とスターリン、ナチス・ドイツとソビエト連邦を、左右の全体主義=官僚独裁恐怖政治の名のもとに一緒くたにした、反共プロパガンダ本という認識だった。

 

それから半世紀近くたって読みたい、あるいは読まなければと急き立てられたのは、昨今の安倍政権の異常な政治手法が、冗談抜きに、「ナチスの政治手法に学ぶ」(麻生副総理兼財務相)路線をひた走っており、識者による安倍政治批判に、文書を改ざんし、過去を現在に合わせる“真理省”などの言葉が、『1984』を引用しながら頻繁に使われていたからだ。 

 

『1984』 物語の核心は、『二重思考』で、意味は「相反し合う二つの意見を同時に持ち、それが矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉する」態度のことだが、ヘイトスピーチなど、今、日本と世界に吹き荒れている、差別的なフェイクニュース、というより安倍政権がはびこらせている、反知性主義が、この『二重思考』とダブって見える。 

 

反知性主義とは、「客観性、実証性そして合理性を無視ないし軽視し、自己に都合のよい物語に閉じこもる態度」。 前から、ヘイトスピーチをしている輩などを、1+1=3であると信じ込んでいる反知性主義者と罵倒していたが、本書の中では、なんと2+2=5なのであった。

 

物語は、第一次、第二次世界大戦後、世界は“オセアニア”、“イースタシア”、“ユーラシア”という三つの大国に支配されており、互いに戦争を繰り返している(と思わされている)なかで、主人公のウィンストンは“オセアニア”の真理省に勤めている。 ほかにも、“平和省”、“愛情省”、“潤沢省”がある。 

 

“オセアニア”は、“ビック・ブラザー”(党)の支配のもと、思考警察が目を光らせ、密告が忠誠の証でもある超監視社会で、恐怖政治が支配している。 “オセアニア”国のメインスローガンは三つある。 “戦争は平和なり”、“自由は隷従なり”、“無知は力なり”。 巻末に付録として掲載されている、“オセアニア”の新しい公用語、「ニュースピーク」についての解説も面白い。 思考の力を奪うためには言葉を改ざんする必要がある。 今お勧めの一冊。

 

7時に、隣の肉屋で仕入れた和牛とローストンカツを焼き、千切りキャベツを添えてレモン入り焼酎の、お湯割りと水割り各一杯で、夕食。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 

 

CS・グリーンチャンネルで、明日のG機NHKマイルとWIN5の検討。 NHKマイルの軸一頭は、クロフネの息子、パクスアメリカーナに決めたが、もう一頭が決まらない。 明日のパドックを見て最終結論を出す予定。

 

スポーツニュースを見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 08:56
-, -, - -