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『失敗の本質』(中央公論新社)

6月2日(土)

 

朝、8時起床。 「半分、青い。」、朝の部。 有機トマトジュースと青汁二袋。 晴天に寝具干し。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で薩摩揚の袋詰めと豚まんと酵母パンを購入。 先週豚まんを分けてくれた、レジの女性に犧Fは買えてよかったですね“と声を掛けられる。 

 

夏模様の気候に、大型鯉の魚影薄く、マガモもうなだれている。 豚まんを蒸し、酵母パンを焼いてバターを塗り、淹れたてコーヒーで、昼食。 

 

しばらく中断していた『失敗の本質』(中央公論新社)を、やっと読み終える。 文庫版で、400ページの大著。日本軍の組織論的研究を進めていた人たちの共同研究書。 

 

著者たちの問題意識は、「合理的・階層的官僚制組織の最も代表的な」、近代的組織が軍隊であり、戦前の日本軍の失敗(負け戦)を日本軍の抱えていた「合理的組織とは矛盾する特性、組織的欠陥」に求め、「同じような特性や欠陥は他の日本の組織一般にも程度の差はあれ、共有されていた」との観点から、戦史を丹念にたどってその失敗の原因を明らかにしてゆく。

 

失敗の序曲・ノモンハン事件からミッドウェー海戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦を俯瞰しつつ分析。 敵を過小評価し見方を過大評価する思考には、「決死任務を遂行し、聖旨に添うべし」「天祐神助」「神明の加護」「能否を超越し国運を賭して断行すべし」などの、抽象的かつ空文虚字の精神主義が、客観的な情勢分析と戦略的合理性よりも重視され、しかもそれに異を唱える回路も日本軍にはなかった。

 

参謀、司令官など高級軍人は秀才の集まりではあったが、軍事戦術・戦略、そして「教官や各種の操典が指示するところを半ば機械的に暗記し、それを忠実に再現することが、最も評価され、奨励され」、「模範解答」への近さが評価基準となって、上級将官に任じられていたのである。 

 

今の霞が関のエリート官僚と全く同じで、偏差値教育=記憶の再現能力は高いが、想像力(イマジネーション)と創造力(クリエーション)が欠如しており、瞬時の戦場における環境変化に対応できなかった。 

 

「陸軍はソ連‐白兵主義、海軍は米国‐艦隊決戦主義」、つまり「白兵銃剣主義と大艦巨砲主義」という非軍事的合理性から脱却できなかったことにに、失敗(負け戦)の根本原因がある。 今の企業や社会団体をはじめ、あらゆる組織に内在する欠陥につながる。 “空気を読む”も極めて日本的心性に根差す社会意識だろう。 

 

気になるのは、統計的に兵隊と軍事を取り上げているが、そこに生身の人間の姿は見えない。 しかし、読み疲れた。 

 

隣の精肉店で、いつものローストンカツ、メンチカツ、コロッケに百切りキャベツを添えて、梅干し入り焼酎のお湯割り二杯の、夕食。

 

BS・TBSで、巨人vsオリックス戦。 延長戦になって、途中で番組を打ち切られ、怒!。 結果はサヨナラ負け。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 

 

CS、グリーンチャンネルで、イギリスダービーのLIVE。 単勝1番人気の、ディープインパクトの産駒が期待されたが、4着に敗れる。 1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:20
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