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塩見鮮一郎著『差別語と近代差別の解明』(明石書店)

11月23日(金)

 

朝、9時半起床。 雲一つない晴天に、布団干し。 今日は勤労感謝の日で、旧新嘗祭。 五穀豊穣を祝うような秋空。 

 

出版企画の原稿と共に送られてきていた、小論を読んで、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 全身にスカイブルーから降り注ぐ陽光を浴びて、気分爽快。

 

市場には酵母パンも炊き込みご飯もなく、コンビニで買ったカツサンドと、祭日なのでワインの小瓶で、ランチ。 「まんぷく」、昼の部。

 

塩見鮮一郎著『差別語と近代差別の解明』(明石書店)をじっくり読む。 1995年に出版されたときに読んで以来、20数年ぶりに読み返すことにしたもの。 塩見さんからは、差別語と差別表現問題を考えるうえで、大きな刺激を受けてきた。 本書もその一冊。

 

差別の元凶は、一つの文化圏における「文化規範・社会規範」であると強調する。差別語について考えることは、その差別的呼称に反映されている現実の差別的実態を考えることである。差別は「呼称としての差別語」を通して姿を現す。 「差別する呼称がないところに差別はない」「差別語=差別」。 

 

「今日の部落差別の淵源は、黒船とともに持ちこまれた『人間』という新しい概念に照らされて、発見された。人間だから、だれもが同じでなければならなくなった。人間と自己確認をしてこそ、『差別』に気が付くのである。この瞬間が、今日の被差別部落の起源なのである」。 説得力がある!

 

最後の方で集約的かつ印象的なフレーズがある。「近代以降の差別は、前近代の身分制とちがって、社会の関係性の作りだした差別である。制度にくみこまれているケースもあるが、原理的には、社会意識が差別を支えている。つまり、文化の問題であり、言葉の問題であり、究極的には『呼称』の問題になる。日本という文化圏域が持っている文化のうちに、ある人たちの『呼称』はふくみこまれ、つなぎとめられているのである。」 読む価値のある本。

 

夕方、以前から会員になっている、酒屋まで歩いて焼酎二本と日本酒4合1本買いに出るが、いい運動になる。 コンビニに寄って、夕食のつまみなど。 イクラと蛸の酢漬け+野菜サンドと焼きそばパンで、白ワインの小瓶と梅干し入り鉄瓶焼酎のお湯割り一合で、夕食。 

 

テレ朝、報道ステーション〜BSで「まんぷく」夜の部を見て、12時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 11:56
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