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原田伴彦著 『被差別部落の歴史』(朝日選書)

12月8日(土)

 

朝、9時起床。 有機人参ジュースと爐┐瓦淕入り青汁二袋。 晴天に布団干し。 今日は、77年前ハワイ真珠湾を奇襲攻撃した、愚かな太平洋戦争勃発の日。 

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場で新鮮野菜を買い、側の精肉店で和牛の塊と鶏胸肉を購入。 川には、マガモが十数匹。 色鮮やかな雄鴨が川面に映える。 大型鯉軍団も優雅な泳ぎ。

 

カレーパンを蒸して、淹れたてコーヒーで、昼食。 「まんぷく」、昼の部。 やっとGHQ・MPから解放された。 朝日新聞一面は、未明の入管法改悪強行採決。 

 

読み進めていた、原田伴彦著、『被差別部落の歴史』(朝日選書)を読了。 1975年に出版された、部落解放運動のバイブルのような本を、40年ぶりに読み返したもの。 400ページ近い大著だが、ひとことで言って、歴史的な研究書として批判的に読むことにのみ意味がある。

 

 書名は、『被差別部落の歴史』だが、“日本賤民通史”とでもいうべき内容。 近代以降の部落差別を、「封建的な身分差別はなくなりましたが、新しい近代的な身分が再編された」「部落民(原田先生は一貫して江戸幕藩体制下の賤民、とくに穢多を“部落民”と呼んでいるが、江戸時代には被差別部落もなく、当然部落民もいない)は平民になっても、前近代の封建身分の残りかすである、いわゆる身分遺制がまとわりつくことになりました」。 それは、明治維新が不徹底なブルジョア革命であり、広範な封建的土地所有形態が残ったことによるとも述べている。  部落差別=封建的身分制度の残滓という視点。 

 

差別表現事件で、一つ注目すべき事例が挙げられている。 『貧乏物語』で著名な、河上肇が1952年(昭和27年)に発刊した、『自叙伝』(岩波文庫)の中で、自身が東京の小菅刑務所に収容されていた時、「三舎一階」のことを、「“三下”と呼びならされている一棟は、この刑務所内の特殊部落であり、化物横丁であって」と書いていたこと。 そこに収容されていたのは、精神病者、精神耗弱者、そして、思想犯などであった。 戦前から人民解放の闘いにすべてをささげた日本の良心と知性の代表者の河上博士ですら、部落を「悪」と「化物」であると描いたのだが、この差別表現が初めて問題にされたのは、1971年(昭和46年)に村越末男先生によってである。 『自叙伝』は刊行から20年近く、数十万部が発行されていたが、その間、知識人の誰も問題点を指摘しなかったという。

 

和牛入りの自家製カレーの具で、白ワイン小瓶と焼酎のお湯割り一杯で、夕食。 TBSで、タケシのニュースキャスター。 入管法、水道民営化などを取り上げるものの中途半端。 

 

BS・NHKで、「まんぷく」夜の部を見て、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 11:24
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