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柄谷行人著、『世界史の実験』(岩波新書)

3月9日(土)

 

朝、9時起床。 晴天に布団干し。 マスクを付けなかったため、くしゃみと鼻水が止まらなくなり、今日一日中タオルが離せず、酷い花粉症。

 

マスクを付けて、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×2本。 市場でパンと野菜、側の精肉店で鶏胸肉と豚ロースを購入。 汗ばんだシャツを着替えるも、くしゃみと鼻水は酷くなる一方。 豚まんを淹れたてコーヒーで、昼食。 「まんぷく」、昼の部。 

 

タオル片手に、柄谷行人著、『世界史の実験』(岩波新書)を読み終える。『遊動論―柳田国男と山人』の続編ともいうべき内容だが、抜群に面白いし、知的興奮を覚える。 とくに興味深く読んだのは、「武士と遊牧民」の項。 

 

前回の尾崎ゼミで議論になった、武士と農民の関係が歴史的に見事に解明されているからだった。 近世に至るまで、武士は農民であり両者の区別はほとんどなかった。 両社が分離されたのは、近世になってからで、そこには、武器・戦術の変化があり、「兵農分離」の必要性が生じたためだという。 

 

この変化は、「日本社会にとっては、後にも先にも比類を見ないほどの悲惨たる大革命であった」(柳田国男』 「『兵農分離』は徳川時代の『士農工商』という身分制において完成された」。つまり「武士・平人・賤民」という身分制度化において、武士は官僚化し役人になった。 「武士道」という言葉も、武士でなかった者を徴兵するための、「徴兵制」(明治4年)の発布とともに広められた。 

 

インドのカースト制、とくにクシャトリア(武士)と不可触選民の関係は刮目すべき視点。 「山人と山姥」の項は、亡くなった市原悦子さんには、ひとも読んでもらいたかった。 “あとがき”で丸善ジュンク堂池袋店の、田口久美子おば様に感謝の言葉が捧げられている。

 

山菜の天麩羅と田舎煮をつまみに、白ワインとシークヮーサー入り鉄瓶焼酎のお湯割り一杯。 鶏肉と人参、ジャガイモ入りのクリームシチューで、夕食。 

 

TBSで、タケシのニュースキャスター。 BSで、「まんぷく」、夜の部。 明日の中央競馬・WIN5の検討。 ストレッチをして、1時に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 10:38
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