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中上健次著、『紀州 木の国・根の国物語』(角川文庫)

5月9日(土)

 

朝、8時半起床。 豆乳と“えごま油”入り有機人参ジュース一杯。 曇天に布団干せず。 

 

これから土日を問わず日課となる、産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×1本。  市場で少し買い物をして、野川縁を散歩。 往復の途中にある八百屋さんで、野菜を購入。(市場の野菜が品薄で、かつ値段が高め) 市場で買ったハンバーガーで昼食。 本当に旨い。  

 

中上健次著、『紀州 木の国・根の国物語』(角川文庫)を読み終える。 中上健次の多くの作品の舞台となり、背景に描かれた“紀州”の自然と歴史の深層を巡る、長編ルポルタージュ。  初出が1977年〜8年にかけて『朝日ジャーナル』で連載されていたというが、当時『朝日ジャーナル』は毎週欠かさず読んでいたが、全く記憶にない。 

 

“紀州”の被差別部落を中心にルポは書かれていて、当然のことながら差別問題と運動団体との絡みも出てくる。どちらかといえば全解連(共産党系)の人々を訪ね歩いて話を聞いているが、「部落差別は封建遺制ではない」と明確に述べており、嫌みは感じない。 

 

差別を構造的差別と見抜く中上は、「立地的条件や居住条件をよくしても、それは改善でしかなく」解放ではないと喝破する。「紀州半島で私が視たのは、差別、被差別の豊かさだった。言ってみれば『美しい日本』の奥に入り込み、その日本の意味を考え、美しいという意味を考える事でもあった。・・・・・、〈熊野の荒ぶる神〉のような被差別部落があるからだ、と映った。ここは輝くほど明るい闇の国家である」。ルポルタージュという形式をとったノンフィクション小説のようで読む者を惹きつける。

 

7時に夕食。 鶏もも肉の甘煮と野菜サラダで、炊き立てご飯大盛り一杯。 アルコールなし、三日目。 NHKで、池江璃花子選手の、闘病400日。 体重が10キロ減り、筋力は落ちているが、意志軒昂。 復活に向けての日々を追う。 

 

グリーンチャンネルで、明日の中央競馬、WIN5とG1・NHKマイルカップの検討。 ストレッチをして、1時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:59
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