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『マルチチュード(上)』−〈帝国〉時代の戦争と民主主義−(NHKブックス)

7月11日(土)

 

朝、9時起床。 夜中にトイレに起き、睡眠不足気味。 豆乳と“えごま油”入り有機人参ジュース一杯。 

 

新聞三紙を読む。 観客入りプロ野球の興奮を、スポーツ報知もサンスポも、歓喜をもって紙面化している。 一方でコロナ感染者数の激増にもかかわらず、イベントの自粛解除とGO・TOキャンペーン。 日本旅行業界の親分は自民党の二階幹事長。 本当にわかりやすい構図。

 

産地直産市場前の湧き水汲み、4ℓボトル×1本。 市場で酵母パンと食パン一斤、トウモロコシと新鮮野菜+卵、側の精肉店で、和牛の切り落としと鶏のモモ肉を買って、 気温30度、蒸し暑い野川縁を散歩して、帰宅。 秀逸の自家製サンドウィッチを淹れたてコーヒーで、昼食。 本当にパンの生地が美味い。 

 

アントニオ・ネグリとマイケル・ハートの、『マルチチュード(上)』−〈帝国〉時代の戦争と民主主義−(NHKブックス)を読み終える。 

 

アメリカから全世界に波及している、人種(黒人)差別反対抗議運動の画期的な特徴と背景、そして方向性と内容と、今までの反差別運動との違いを理解するために読み始める。 (上)を読み終えただけだが、2005年に日本語訳が出版されたときに読むべきだったと反省。

 

「人民」とも「大衆」とも違う、「マルチチュード」とは、「単一の同一性には決して縮減できない無数の内的差異から成る。その差異は、異なる文化、人種、民族性、ジェンダー、性的指向性、異なる労働形態、異なる生活様式、異なる世界観、異なる欲望など多岐にわたる。これらすべての特異な差異から成る多数多様性に他ならない」と、定義されている。 そしてインターネットなどの分散型ネットワークがモデルとなる。

 

マルチチュードには、人民のような同一性もなければ、大衆のような均一性もないが、「相互のコミュケーションや(共)的行動を可能にする」。 郷土愛と人類愛を強烈に志向するマルチチュードの運動は、中心を持たない分散的ネットワークとして展開される。

 

今までの政治活動や階級闘争、労働運動や社会運動などの伝統的な組織と運動は、社会階級の構成変化、非物質的労働の優位性、ネットワーク構造にもとづく意思決定の形態などにより、時代遅れで役に立たないものとなっている。 そして、「脱中心的かつ多中心的な都市運動」として、マルチチュードが出現した。

 

これまでも、反人種差別やフェミニズムの運動の一潮流として存在していたが、今、マルチチュードの運動は、「人種やジェンダーにまつわる差異がない世界を望むのではなく、人種やジェンダーが問題にならない世界、言いかえれば人種やジェンダーによって権力の階層秩序が決定されることのない世界、さまざまな差異が差異として自由に自らを表現するような世界を望む」のである。

 

マルクスの思想と言説を批判的に継承し現代に蘇らせている。 今、全世界に広がっている、人種(黒人)差別抗議運動の深化と日本のヘイトスピーチなど、あらゆる差別に抗議しているカウンターの行動原理とその社会的背景が理解できる。 (下)を読むのが楽しみ。

 

有り難い直注文一箱梱包。 息苦しさと脚の疲れを考慮して、ジョギングを3Kmに短縮。 柔軟体操をして、風呂に入り汗を流し、お約束のシークヮーサー入り焼酎の氷炭酸割り二杯。 鶏もも肉の野菜煮とトウモロコシ、自家製パエリヤで、夕食を締める。

 

BS日テレで、巨人対ヤクルト戦。 途中で画面が固まり見れなくなったが、CSのBSでカバーでき視聴。 神戸の球場には観客が距離を取って応援していたが、巨人ファン99%で、ヤクルトファンは1%いたかどうか。 CSをいろいろ操作して、地上波もNHKの総合放送以外は、Eテレも含めすべて見ることができ、ひと安心。 しかし巨人が負けては意味がない。 

 

CS・日テレでゴーイングのスポーツニュース。 グリーンチャンネルで、明日の中央競馬、七夕賞の検討。 2時に寝ようと思ったら、なんと朝刊が届いた。 少し読んで、2時半に就寝。

author:小林 健治, category:読書, 09:57
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